静岡の食のポテンシャルを探る、美味しい!の背景を紐解く

GEO KITCHEN SHIZUOKA 便り

浮世絵で描く!?静岡県ブースファサード

 現在、制作を進めている大阪・関西万博静岡県ブース「GEO KITCHEN SHIZUOKA」の入り口を飾るファサードについて紹介。

 静岡県ブースのテーマは静岡県の自然と食。静岡県の雄大な自然が育んだ豊富な食材を料理に変えてアピールいたします。自然の代表は、何といっても、日本一の高さを誇る富士の山。歴史的にも多くの絵師が国内だけでなく、海外に向けて富士を描き、日本をアピールしてきました。

 今回、静岡県ブースは、その代表的な技法でもある、浮世絵をモチーフに富士山と「静岡 食の地図」を表現します。「静岡 食の地図」の監修は、現在、日本各地を巡回中の「和食展」の監修も行なっている地球環境史ミュージアム館長 佐藤洋一郎先生。そして、描くのは、地球暦の考案者として活動している静岡市在住の杉山開知氏。

 浮世絵調で表現される富士と静岡県、ぜひお楽しみに。

佐藤館長作成「静岡食の地図」

(静岡新食文化共創機構ウェブサイトに掲載) 

杉山開知氏「地球暦 アートワーク」

地球暦の思想にインスパイアされたアート作品

地球暦とは…地球暦は太陽系を1兆(10の12乗)分の1に縮尺し、惑星の配列や季節の移り変わりを実感できる、太陽系を舞台にした時空間の「地図」。

1年で太陽系がひと巡りすることを俯瞰して見ることができる

地球暦に基づいて描かれた 「東海道丸子宿 丁子屋 自然薯の地球暦」

佐藤洋一郎
地球環境史ミュージアム館長

1952年和歌山県生まれ。79年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。静岡大学農学部助教授、総合地球環境学研究所副所長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事、京都府立大学文学部和食文化学科特任教授・京都和食文化研究センター副センター長を経て、現在、ふじのくに地球環境史ミュージアム館長。
https://www.fujimu100.jp/

杉山開知(すぎやま・かいち)
地球暦考案者

静岡市在住 2004年から本格的に古代の暦の伝承と天体を学び、2007年 太陽系を1兆分の1に縮尺した『太陽系時空間地図 』を考案し地球暦と名付ける。天文、農業、教育など多分野の研究者。日本暦学会会員。
https://heliostera.com

【関連情報】

佐藤洋一郎館長 特別寄稿
静岡ガストロノミーツーリズム 美味ららら紀行
「ふじのくにガストロノミーツーリズムを推進しよう」

https://shizuoka-gastronomy.jp/topics/rarara/309

新進気鋭の和食料理人が一日限りの饗宴『第2回 美味らららダイニング』「ふじのくにの新和食」
「「静岡料理」という新しいジャンルが登場した美味らららダイニング」

佐藤館長 特別寄稿

静岡ガストロノミー研究会2024
第6回 静岡を日本のバスクに 〜伝統と革新が出会う食の王国へ〜

研究会報告

静岡新食文化共創機構

https://www.shizuoka-shoku-bunka.jp/project

東海道丸子宿 丁子屋 14代目ブログ

「地球暦×丁子屋」
*歌川広重の浮世絵『東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶店』としても描かれている丁子屋

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