2025年6月6日(金)~8日(日)の3日間限定で大阪・関西万博に登場した、静岡の食と自然の魅力を体感できるsi静岡県ブース「GEO KITCHEN SHIZUOKA」。静岡の雄大な自然が育んだ豊かな食材を、料理というかたちで来場者に届けました。そんな中、多くの方を魅了したサスエ前田監修「静岡のお茶漬け」をご紹介いたします。

「静岡のお茶漬け」とは?地元食材を活かした究極の一椀
万博で提供した「静岡のお茶漬け」は、駿河湾の小魚(イワシなど)を使った出汁と、静岡産の抹茶を合わせた特製スープが特徴です。
静岡県は、伊豆・東部・中部・西部の4つの地域に分かれており、それぞれに特色ある食材がありますが今回の具材には、天日干しのイワシ、乾燥桜えび、本わさび、浜名納豆(浜納豆)など、静岡県内各地の名産品が使用されており、まさに「静岡県全体の食文化を一椀で表現している」と言える一品。
このお茶漬けは、テレビ番組「情熱大陸」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介された鮮魚店「サスエ前田」の5代目前田氏が監修。高級魚ではなく、誰もが知るイワシに丁寧な手間をかけ、特別な味わいへと昇華させています。イワシは、地球上で最も産卵数が多い魚とも言われ、持続可能な食材としても注目されています。また、通常は捨てられてしまう魚の頭や骨などを活用し、食材の命を余すことなく生かすという点でもサステナブルな料理です。
料理を学ぶ鈴木学園の学生が目の前で出汁を注いで仕上げる演出も魅力のひとつ。出汁の温度やタイミングにこだわり、最も美味しい状態で提供されました。