静岡の食のポテンシャルを探る、美味しい!の背景を紐解く

GEO KITCHEN SHIZUOKA 便り

自然薯の名産地・牧之原が誇る、静岡生まれの“粘り”の美味しさ

~3年育てた自然の恵みを、冷製ポタージュで堪能~

 静岡県牧之原市、この地は、県内でも屈指の自然薯(じねんじょ)の産地として知られています。台地の水はけの良さを活かし、手間ひまかけた「クリーン栽培」で育てられる自然薯は、県の品評会でも高く評価される高品質。中でも静岡県が独自に育種した品種「静岡農試60号(通称:60号)」は、粘り、香り、味のバランスに優れ、皮ごとすりおろしても美しい白さと、ほのかな土の香りが特長です。

 牧之原市では、自然薯の“種”づくりから妥協を許さず、ムカゴ(自然薯の実)から3年をかけて丁寧に育てています。収穫される自然薯は、あえて大きく育てず、きめ細かさと風味を活かすため500~600gに仕上げられ、県内外の料亭や飲食店で高く評価されています。

 そんな“幻の自然薯”を、大阪・関西万博限定メニューとして西谷文紀シェフがモダンにアレンジ。牧之原産自然薯の粘りとコクを活かし、マグロと野菜の出汁を合わせた「自然薯の冷製ポタージュ 押し麦とともに」は、郷土の味「とろろ汁」を世界の食卓へと橋渡しする一品です。

 郷土の技、三年の歳月、そして料理人の創意が重なる、唯一無二の一皿をGEO KITCHEN SHIZUOKAでご体感ください。

【関連情報】

地元で味わう、自然薯の恵み

牧之原市「尾白弁当」で出会う、旬と手仕事の贅沢

静岡県牧之原市で、地元食材を丁寧に扱う料理人として知られる《尾白弁当(おじろべんとう)》では、県内屈指の自然薯の産地である牧之原産「静岡農試60号」を使用した加工品の製造販売を行っています。

粘り、香り、旨味に優れた自然薯を職人が丁寧にすりおろし、冷凍味付きとろろ汁として商品化。長年親しまれてきた郷土の味を、手軽に味わえるかたちで提供しています。仕出しやビジネスホテルの運営も行っており、宿泊者にも静岡の“土地の味”を伝えています。

「尾白弁当」のとろろは、地元の素材と手間を惜しまぬ仕込みが生み出す逸品。観光客や県外のファンにも人気があり、お土産としても好評です。

牧之原を訪れた際は、自然薯の風味を生かした尾白弁当の冷凍とろろ汁で、“食べることで土地を知る”静岡ガストロノミーツーリズムの醍醐味を体験してみてください。

店舗情報

店名:尾白弁当(おじろべんとう)

住所:〒421-0524 静岡県牧之原市須々木951-1

電話番号:0548-52⁻3247

営業時間:10:00~19:00(売り切れ次第終了)

定休日:不定休

公式サイト:https://makinohara-sidasi.com/index.html

牧之原市ガストロノミーツーリズムポスター

静岡県下全35市町のそれぞれのガストロノミーツーリズムポスターの中から牧之原市のガストロノミーストーリーをご紹介。

ストーリーを知って静岡の美味を巡ろう。

牧之原市 | GEO KITCHEN SHIZUOKA

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