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GEO KITCHEN SHIZUOKA 便り

産学連携から生まれた「次世代SAKEプラットフォーム ShuSen」〜テクノロジーで広がる日本酒の未来〜

 日本酒がいま、ユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中から注目されています。一方で「種類が多くて選べない」という声も多く、特に若い世代や海外の方にとって、日本酒選びは難しいのが現状です。こうした課題を解決するため、経済産業省の「中小企業等事業再構築促進事業」の支援を受け静岡県浜松市のスペースクリエイションと一橋大学 青木研究室が連携し、AIアプリと自動提供サーバを組み合わせた「ShuSen」を開発しました。今回、GEO KITCHEN SHIZUOKAでは、そのShuSenを実際に体験いただける特別な時間をご用意しています。

「ShuSen」はどんな仕組み?

ShuSenは、3つの要素からなるプラットフォームです。

1.AIレコメンドアプリ

簡単な質問に答えるだけで、その人の好みに合った日本酒を提案。さらに、どの店でそのお酒が飲めるかも教えてくれます。

2.日本酒サーバ(SAKEサーバ)

一升瓶を冷蔵保存したまま管理し、指定の量を自動で注ぐサーバー。誰でも手間なく、日本酒を高品質のまま提供できます。

3.データ連携機能

「いつ・どこで・誰が・どの酒を飲んだか」がリアルタイムで分かり、酒蔵やメーカーにとって貴重なマーケティング情報となります。

テクノロジーで広がる未来

ShuSenは、日本酒初心者から酒蔵・飲食店まで、すべての関係者にとって新しい価値を生み出します。アプリとサーバがつながることで、日本酒をもっと身近に、もっと楽しく。今後は他のお酒や飲料への応用も期待され、静岡発のこの仕組みが、世界の食文化をより豊かにしていくかもしれません。

日本酒がお好きな方はもちろん、「新しいもの好き」「テクノロジー好き」「産学連携に興味がある」皆さんにも、きっと楽しんでいただけます。GEO KITCHEN SHIZUOKAで静岡の銘酒と最新技術が出会う「ShuSen」をぜひ体験しに来てください!

ShuSenの体験は、3日間18時~20時です。静岡の12蔵の振る舞い酒とともにお待ちしております。

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