35市町ガストロノミー ポスターストーリー

菊川市

赤れんが倉庫と深蒸し菊川茶

菊川市で本格的にお茶の栽培が始まったのは明治初期。横浜開港でお茶が輸出の花形商品となり、菊川市東部の牧之原台地が開拓され、日本最大級の茶園へと発展しました。明治時代にお茶の再製工場の一部として建てられた赤れんが倉庫が国の登録有形文化財に指定され、今では市のシンボルになっています。2013年に「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定され、2023年3月には県内初の地理的表示(GI)保護制度にも登録されました。世界農業遺産とGI登録の両方を持つお茶は「深蒸し菊川茶」だけです。

全国有数の茶産地である静岡県の中でも菊川市は「深蒸し茶発祥の地」として知られています。遠州のからっ風と恵まれた太陽の下で育つ茶葉は、アミノ酸をたっぷり含み葉肉が厚く、深蒸しに適しています。普通の2倍以上の時間をかけ深く蒸すことで、渋みが抑えられ、まろやかで深みのある豊潤な香りやうま味、コクが楽しめます。

製茶作業の原点である「手揉み」。菊川市の手揉み保存会では、手揉み技術は茶文化継承に欠かせないと考え、技術の継承と深蒸し茶PRのため活動を行っています。san grams菊川店では、長年受け継がれた技術で生まれる「深蒸し菊川茶」を丁寧にお淹れしています。お庭を眺めながら、季節の移り変わりとともにお楽しみください。

san grams 菊川店
静岡県菊川市堀之内1-1
TEL.0537-36-1201

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