35市町ガストロノミー ポスターストーリー

伊豆市

自然と伝統が紡ぐ名産「伊豆のわさび」

伊豆市のわさび栽培は1947年頃、湯ヶ島の役人がわさび栽培発祥の地・静岡市有東木に原木シイタケの栽培指導に赴いた際、御礼にわさびの苗を譲り受けたのが始まりとされています。現在年間120t前後のわさびを出荷し東京の豊洲市場や太田市場、名古屋・大阪等の中央卸売市場で高い評価を得ています。伊豆市のわさび田は「畳石式」と呼ばれ、下層から大きな石と小さな石を順に敷き詰めるろ過装置のような構造になっています。天城山の湧水を内部まで供給できるため病気に強く根茎の肥大な優れたわさびに育つと言われています。

天城山系の豊かな自然環境の中、肥料や農薬をほとんど使わず育てられるわさびは世界に誇るスパイスです。すり下ろして食べる「根茎」は鮨や蕎麦などの薬味に。葉や茎はわさび漬けなどに用います。伊豆市に来たらぜひわさびが主役の「わさび飯」「わさび丼」を召し上がってください。爽やかな辛みの中に潜む甘さに感動するはずです。

平成30年「静岡水わさびの伝統栽培」が世界農業遺産に認定されました。認定ポイントの1つ「畳石式」の維持管理は大変ですが高品質な伊豆わさびの栽培には不可欠です。冬は特に辛味と甘味のバランスが良くなり美味しく味わうことができます。姿や色の美しさも伊豆わさびの魅力。五感でお楽しみください。

だるま山高原レストハウス
静岡県伊豆市大沢1018-1
TEL.0558-72-0595
https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=5214

観光モデルコース

狩野川上流にかかる「浄蓮の滝」

静岡県伊豆市湯ヶ島892-14
公式サイト

桂川沿いの散歩道「竹林の小径」

静岡県伊豆市修善寺1031-1(しゅぜんじ回廊)
竹林の小径(伊豆市観光情報公式サイト)

土肥でしか栽培されていない「白びわ」